スマホの普及に伴って、もはやお出かけ時にはモバイルバッテリーは必須となったといえます。
そんなモバイルバッテリーが買い換えや故障で不要になったら、どのように処分したら良いかご存知でしょうか。
モバイルバッテリーはリチウムイオンバッテリーが搭載されており、そのまま捨てると大変危険です。
さいたま市を含むほとんどの自治体では、モバイルバッテリーはゴミ収集の燃えるゴミや燃えないゴミで捨てることはできません。
この記事では、さいたま市でのモバイルバッテリーの正しい捨て方・廃棄処分方法や回収ボックスの場所、処分する際の注意点などを案内しています。
モバイルバッテリーが捨てられない理由
モバイルバッテリーやスマートフォンなどのリチウムイオンバッテリーは衝撃により発火しやすいという特徴があります。
近年、家庭でモバイルバッテリーを燃えるゴミや燃えないゴミと混ぜて廃棄することが原因で、ごみ収集車やごみ処理施設の火災や爆発など大きな事故が発生しています。
私たちがモバイルバッテリー正しく捨てることで、大きな事故を防ぐことが出来ます。
製品評価技術基盤機構のホームページです。nite製品評価技術基盤機構 2023/06/29 「「ごみ捨て火災」、被害は1…
【NHK】手軽に持ち運びができる、スマートフォンやモバイルバッテリーなどの電子機器や家電製品。それらを支えているのがリチ…
さいたま市のモバイルバッテリーの処分方法
まずはさいたま市の自治体Webサイトを確認しましょう。
さいたま市では、リチウムイオン電池単独で処分する場合や、充電式の機器から電池の取り外しができる場合は、テープ等で絶縁して各区役所や公共施設に設置されている電池回収ボックス(白色)に入れるよう定められています。
さいたま市のYouTubeチャンネルではリチウムイオン電池の正しい捨て方が公開されています。
電池回収ボックス
さいたま市では市内54か所に「電池回収ボックス」が設置されています。
モバイルバッテリーは電池回収ボックスへ排出することができます。
電池回収ボックスの設置場所は以下のとおりです。
西区
- 西区役所
- 馬宮コミュニティセンター
- 西部文化センター
北区
- 北図書館
- 大宮西部図書館
- 大砂土公民館
- 宮原公民館
- 宮原コミュニティセンター
- 東京ガスライフバル大宮(民間)
大宮区
- 大宮区役所
- 三橋公民館
- 大成公民館
- 大宮東公民館
- 大宮図書館
- 高鼻コミュニティセンター
見沼区
- 見沼区役所
- 春野図書館
- 東大宮コミュニティセンター
- 七里コミュニティセンター
- 片柳コミュニティセンター
- みぬま見聞館
中央区
- 中央区役所
- 与野図書館
- 与野南図書館
- 西与野コミュニティホール
- 鈴谷公民館
- 上落合公民館
桜区
- 桜区役所
- 田島公民館
- 土合支所
- 大久保公民館
浦和区
- 浦和区役所
- 中央図書館
- 岸町公民館
- 領家公民館
- 浦和南公民館
- 常盤公民館
南区
- 南区役所
- 南浦和コミュニティセンター
- 文蔵公民館
- 谷田公民館
- 西浦和公民館
- 六嚨公民館
- 善前公民館
- 東京ガスライフバル浦和 武蔵浦和店(民間)
緑区
- 緑区役所
- 大古里公民館
- 美園公民館
- 美園コミュニティセンター
岩槻区
- 岩槻区役所
- コミュニティセンターいわつき
- 岩槻南部公民館
- ふれあいプラザいわつき
- 岩槻本丸公民館
※施設の休館等のため回収を休止している場合があります。開館時間等は事前に施設へ直接確認してください。
モバイルバッテリーの電池の種類を確認
電池の種類により処分方法が変わる場合があります。
モバイルバッテリーには主にニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池があります。
電池の種類はモバイルバッテリーの取扱説明書や本体に印字されています。
さいたま市での別のモバイルバッテリーの処分方法は以下のとおりです。
『リサイクル協力店・協力自治体』に持ち込む
使用済みのモバイルバッテリーは正しく分別し、最寄の「排出協力店」に持ち込みましょう。
モバイルバッテリーをはじめとした充電式の電池には、主な材料としてニッケル(Ni)、カドミウム(Cd)、コバルト(Co)など希少金属が使われています。
排出協力店に持ち込むことでリサイクルによる希少金属資源の再利用が可能となります。
リサイクル協力店を検索する
一般社団法人JBRCのWebサイトではリサイクルの協力店を検索することができます。
以下の【「協力店・協力自治体」検索 】にアクセスし、「電気製品販売店・自治体施設等」にチェックを入れます。
都道府県で「埼玉県」を選択し、「次へ」ボタンをタップします。 「さいたま市」を選択し、「検索」ボタンをタップしてください。
お近くのリサイクル協力拠点検索…
リサイクル対象メーカーか確認する
上記のリサイクル協力店で回収できる対象電池はニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池の小型充電式電池3種となっています。
また、回収できるメーカーが定められており、それ以外のものは回収対象外となります。
対象のメーカーは以下の表を参照してください。
メーカーがわからない場合や、回収対象外のメーカー製モバイルバッテリーの場合は別の方法で処分してください。
家電量販店で回収・処分を依頼する
家電量販店によっては自主的に使用済みモバイルバッテリーの回収・処分を行っている場合があります。
ノジマ電気
ノジマ電気では無料で使用済みモバイルバッテリーの回収・処分を行っています。
以前には買い替えでポイントがもらえるキャンペーンも開催されていました。
近くに店舗がある場合は回収・処分を依頼しましょう。
ビックカメラ
ビックカメラでは「小型充電式電池リサイクルBOX」が店舗に設置されています。
こちらも無料で回収可能です。公式サイトの注意事項をよく確認してください。
ケーズデンキ
ケーズデンキでは「回収缶&回収ボックス」が店舗に設置され、モバイルバッテリーの回収を実施しています。
カウンターでの引取りとなっています。金属端子部はテープ等で絶縁してください。
モバイルバッテリーの取扱説明書で確認する
購入したモバイルバッテリーの取扱説明書に、廃棄方法が記載されている場合があります。
取扱説明書を確認し、指定された方法で処分してください。
販売メーカーのwebサイトで確認する
メーカーによっては、使用済みのモバイルバッテリーの自主回収が行われています。
以下に、モバイルバッテリーの主要メーカーの処分方法案内を紹介します。
まとめ
さいたま市でのモバイルバッテリーの正しい捨て方には以下の方法があります。
- さいたま市の資源化物収集日に資源化物ステーションの灰色コンテナに出す
- さいたま市内の『リサイクル協力店・協力自治体』に持ち込む
- 家電量販店で回収・処分を依頼する
- 販売メーカーに自主回収を依頼する
モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、近年ごみ処理施設の火災や爆発など大きな事故の原因となっています。
そのため絶対に燃えるゴミ・燃えないゴミで廃棄しないでください。